修正型電気けいれん療法を始めました!
修正型電気けいれん療法とは
患者様に麻酔をして短パルス矩形波の電気で疲弊した脳を刺激して精神症状を改善させる治療法です。諸外国をはじめ日本でも多くの病院でおこなわれています。
三和中央病院でのm-ECT
当院では精神科医、麻酔科医、看護師、薬剤師、精神保健福祉士からなるm-ECT委員会を結成しチーム医療のもとで、実施マニュアルを作成し、2022年12月からm-ECTを開始しました。現在は週に1回の施行ですが、今後、経験を重ね週2回の標準的な治療を予定しております。当面は当院かかりつけ患者様を中心に実施していく方針ですが、将来的には日帰りやECT目的の短期入院ができるようにしていく予定です。
m-ECTが適応となる患者様
対象疾患はうつ病、躁うつ病、総合失調症(特に緊張病)などです。これらの疾患で、自殺の危険がる切迫した状況や薬物療法が効果なく難治性の状態である場合は効果が高いとされています。当院では、難治性総合症治療薬のクロザピンを使用していますが、m-ECTとの併用で治療効果が期待できます。そのほかに、急性一過性精神障害、重度強迫性障害などでも有効性が報告されています。m-ECT実施には患者様へのインフォーム・コンセントをおこない、意思能力を判断し同意を得たのちに実施します。
m-ECTに関するお問い合わせは以下までご連絡願います。
三和中央病院 医療社会福祉部
電話:095-898-7511
e-mail:info@sanwa.or.jp
(※現在標準的治療の導入後、間もない為、当面は当院入院中の患者様に限定して施行させていただきます、ご了承ください。)